Difference between revisions of "AxiDraw よくある質問"

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: 英語マニュアルを一から読んで理解するのは大変ですが、日本語で翻訳された「[[AxiDraw V3 ユーザーガイド|ユーザーガイド]]」があるので、簡単だと思います。なにか問題があれば、「[[AxiDraw トラブルシューティング]]」などのページを見て、1~2日くらい試行錯誤ができるのであれば、ほとんどのユーザーは大丈夫だと思います。
 
: 英語マニュアルを一から読んで理解するのは大変ですが、日本語で翻訳された「[[AxiDraw V3 ユーザーガイド|ユーザーガイド]]」があるので、簡単だと思います。なにか問題があれば、「[[AxiDraw トラブルシューティング]]」などのページを見て、1~2日くらい試行錯誤ができるのであれば、ほとんどのユーザーは大丈夫だと思います。
  
: パスの制作など、フォトショップやイラストレーターの「初歩的な操作」が出来るユーザーであれば、おそらく「何をすればいいのか」は理解できるでしょう。
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: ペンプロッターを動かすには、フォトショップやイラストレーターなどで、「パス」を制作する必要があります。プロッターは、そのパスの線に沿って動きます。フォトショップやイラストレーターの「初歩的な操作」が出来るユーザーであれば、おそらく「何をすればいいのか」は理解できるでしょう。
  
 
===サポート対応は良いですか?===
 
===サポート対応は良いですか?===

Revision as of 15:55, 30 May 2019

  This wiki page is part of our AxiDraw documentation

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  ※ このページは公式のものではなく、日本人の有志ユーザーが作成していますので、公式の見解ではありません。

※ 内容の一部もしくは全部に、間違いがある可能性があります。


プロッターについて

プロッターとはなんですか?

プロッター (plotter) は、ベクターイメージを印刷するコンピュータの出力機器で、X-Yプロッタ、ペンプロッターとも言われています。最近では、ペンの代わりにレーザー出力装置をつけて、レーザーによる焼印やカッティングをすることも可能になっています。
もともとプリンターが普及する前の時代に、パソコンで印刷するために開発された印刷装置です。構造的にはとても簡単で、一部の部品を除いて壊れにくい構造をしていますから、20~30年前のマシンでも現役で動いていたりします。

AxiDrawは何をすることが出来ますか?

2019年5月現在のAxiDrawは、ペンプロッター専用です。様々な筆記用具を使って、文章を書かせたり、絵を描かせることが可能です。プリンターに比べて、印刷速度は非常に遅いですが、実際に筆記用具を使うだけあって、手で書いているのと見分けがつかない、味のある出力をすることが可能です。
たとえば、年賀状・招待状などを大量に送る必要がある場合や、ネットショップ運営をしていてお礼状などを送る場合に、メッセージだけでもAxiDrawを使って「手書き風」にしておけば、相手に好印象を得られるでしょう。
漫画家や同人作家であれば、イラストをAxiDrawにサインペンで描かせてサイン色紙に出力すれば、ファンに喜んでもらえるかもしれません。中国では、宿題をペンプロッターで書かせて成績アップを実現した女子校生が現れて、ネットニュースで話題になりました。

AxiDrawについて

組み立てる必要がありますか?

AxiDrawは完成品ですので、自分で組み立てる必要はありません。ただし、抜いてあるケーブルを接続したり、ペンクリップを取り付けたりする必要はあります。これらの作業は、誰にでも簡単に行うことができますし、5分もかからずに終わります。
自分で組み立てが必要な「中国製プロッター」の場合、動作しなかった時にそれが部品の初期不良なのか、組み立ての問題なのか、ソフトウェアの問題なのか、データや操作の問題なのか、その原因を突き止めることがより難しくなります。そうした意味で、完成品であるAxiDrawは安心感があります。

操作は難しいですか?

英語マニュアルを一から読んで理解するのは大変ですが、日本語で翻訳された「ユーザーガイド」があるので、簡単だと思います。なにか問題があれば、「AxiDraw トラブルシューティング」などのページを見て、1~2日くらい試行錯誤ができるのであれば、ほとんどのユーザーは大丈夫だと思います。
ペンプロッターを動かすには、フォトショップやイラストレーターなどで、「パス」を制作する必要があります。プロッターは、そのパスの線に沿って動きます。フォトショップやイラストレーターの「初歩的な操作」が出来るユーザーであれば、おそらく「何をすればいいのか」は理解できるでしょう。

サポート対応は良いですか?

Evil Mad Scientist社に問い合わせをしたら、休日などを除いて、通常24~48時間以内には返事をもらえます。海外メーカーとしては、かなりサポート対応は良いと思います。難しい内容だと確認する時間が必要になるので、時間がかかる場合もあります。2~3日くらいは気長に待ちましょう。
技術的な質問の場合には、使用環境やエラー画面の文章を記載したり、スクリーンショット画像や写真・動画を撮影して送ったり、実際に試しているIllustrator形式のファイルを添付するなどして、サポート担当者に理解しやすい内容を心がけるのが良いでしょう。
英語での対応になりますが、Google翻訳で分かるレベルのことが多いです。英語が得意でない場合には、メールで質問する際には、Google翻訳を利用して英語を作成し、日本語も併記しておくと良いでしょう。

使い方が分からないのですが?

簡単な組み立て ~ ソフトのインストールまでは、問題なく終了しているとして……。
AxiDraw V3 ユーザーガイド」を見て、16~28ページまでを熟読してください。その他のページは、基本操作には必要ありません。
その次に、トラブルシューティングの「問題点の切り分け」にある「サンプルファイルを出力してみる」からの制作を、一つずつ試してみてください。もし出来ないところがあれば、上記の2つのページをもう一度読んで試行錯誤した上で、公式サポートに連絡してください。

購入について

注文してどれくらいで届きますか?

日本のネットショップに在庫があれば、2~3営業日で届きます。
日本に在庫がない場合や、公式ショップで注文した場合には、アメリカからの輸入になりますので14~21日ほどかかります。公式ショップにも在庫がない場合には、1ヶ月以上かかる場合もあります。

海外注文の場合、関税はかかりますか?

通常、個人レベルであれば関税はかかりませんが、大量注文などすると関税がかかる可能性があります。個人レベルでも関税がかかる可能性がありますが、税関の担当者により判断が異なりますので運次第です。

日本で購入できますか?

海外注文するのが面倒な方や、クレジットカードがない方は、日本のネットショップでも販売されています。代引き・銀行振込などにも対応していますので、ロボショップで購入するのが良いでしょう。
ただし2019年5月現在、一部のオプション品は販売されておらず、対応予定もないそうです。よって、商品一覧にないオプション品は、公式サイトから注文して輸入する必要があります。

他社のプロッターについて

その他のペンプロッター

かつては、日本国内にもペンプロッターがたくさん販売されていましたが、現在はほぼ販売されていません。国内のペンプロッターを入手したいなら、ヤフオクで中古品を探すのが良いでしょう。傷・汚れがあっても、動作は問題ないものが多いようです。ただし、消耗品を揃えたり、故障パーツがなかったりと問題が生じる場合があります。
現在では、海外でクラウドファンディングを利用してペンプロッターの開発・販売がされていたり、中国メーカーから2万円くらいでネット通販で販売されていたりします。

Xplotter

米国メーカー? 価格は629ドル。組み立てが必要です。
Kickstarterによりクラウドファンディングで資金集めして作られたプロッターで、公式サイトから購入可能です。
300mm×254mmと描画範囲も広く、価格もAxiDrawよりも安いため、一番の競合と言えるかもしれません。
しかし、長期にわたって予約注文になっており、公式サイトからの問い合わせに返事がないなど、サポートに不安を感じました。

EleksDraw

中国メーカー。価格は2万円くらい。組み立てが必要です。
アリババなどの中国系BtoBショッピングモールから購入可能です。
ユーザーに組み立ててもらうことで、大幅にコストカットして低価格を実現しています。
中国メーカーのペンプロッターの中では、もっとも評価を得ているようです。その他にも、中国企業のペンプロッター/レーザープロッターはたくさん販売されています。

Line-us

英国メーカー。価格は98ドル。完成品。
Kickstarterによりクラウドファンディングで資金集めして作られた描画専門のドローワーで、公式サイトから購入可能です。
かなり小型・軽量で、玩具のような外観です。60×90mmの範囲にしか出力できません。
ネット接続して、タブレットのアプリ上で絵を描くと、そのとおりにプロット出力することが可能。技術的にはすごいけど、タブレットに自分の手で書かなきゃいけないなら、そもそも最初から自分で紙に書けばいいのでは? 何度もコピーできるのがメリットなのでしょうか?
ネットショップ運営で「お礼状などの一言メッセージ」を、何度もリピート利用するといった用途には便利かもしれません。

中国製プロッターの欠点は?

EleksDrawを始めとする中国メーカーのプロッターは、非常に安価なだけあって、「自分で組み立て」をする必要があります。ハンダ付けや電子工作の知識などは必要ありません。ドライバーなどで組み立て可能です。高校生以上のユーザーであれば、おそらく問題はないと思いますが、2~3時間ほどの時間がかかります。
EleksDrawの場合、マニュアルがなく「動画」を見ながら組み立てることになりますが、部分的にとても分かりづらいです。動画が古いのか、製品バージョンによりパーツが全く違ったりするので、動画どおりには組み立てられない部分があり、パズルのような難解さで試行錯誤を要求されます。上にも書きましたが、もし動作がうまくいかなかった時に「何が原因なのか」を特定する際に、この組み立ての難解さにより原因特定が困難になります。
中国メーカーのプロッターは、レビューを見る限りでは「おおむね高評価」を得ており、普通に動作するようです。しかし、「英語マニュアル」を読んで試行錯誤し、自己解決しないと使用できないのはAxiDrawと同じです。AxiDrawのように、ユーザーガイドが日本語化されていませんので、自分で翻訳する努力が必要になります。
パーツが初期不良だった場合や、組み立てできない場合、使い方が分からない場合には、英語でサポートに連絡する必要があります。しかし、安価な価格だけあって、サポート対応が丁寧でない場合もあるようです。最終的に自己解決できなければ、ゴミになる可能性があります。日本人ユーザーが少ないため、AxiDraw以上にネット情報が少ないのもデメリットです。
色々とデメリットばかり書き連ねましたが、2万円以下という低価格を考えれば、試してみるだけの価値はあるように思います。駄目ならヤフオクで8掛けくらいで売却すれば、大きな損にはならないと思います。駄目だったときには、AxiDrawを購入しましょう。これを書いている私も「EleksDraw」からの移行組ですが、AxiDrawの方が圧倒的に分かりやすいです。自分はA3モデルなので、オプション品を含めて10万円ほどかかりましたが、まったく後悔はありません。


関連項目

AxiDraw 日本語トップページ
導入ガイド ユーザーガイド V3
ユーザーガイドのダウンロード (英語) - ソフトウェアのインストール (英語)
ヒント Hatch Fill (塗りつぶし機能) - ペンの選択 (英語) - マルチカラー出力 (英語) - 画像をトレースする (英語) - 点描ソフトウェア (英語) - レイヤー管理 (英語) - 手書きのキャプチャー (英語) - RoboPaintでAxiDrawを使う - AxiDraw基本例セット
Q&A よくある質問 - トラブルシューティング
外部リンク 公式サイト - 公式ショップ - ロボショップ - RakuNewショップ - docket store - ゆきの散歩道 - マルチカラー出力 - Youtube動画
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