AxiDraw よくある質問
From Evil Mad Scientist Wiki
Contents
プロッターについて
プロッターとはなんですか?
- プロッター (plotter) は、ベクターイメージを印刷するコンピュータの出力機器で、X-Yプロッタ、ペンプロッターとも言われています。最近では、ペンの代わりにレーザー出力装置をつけて、レーザーによる焼印やカッティングをすることも可能になっています。
- もともとプリンターが普及する前の時代に、パソコンで印刷するために開発された印刷装置です。構造的にはとても簡単で、一部の部品を除いて壊れにくい構造をしていますから、20~30年前のマシンでも現役で動いていたりします。
AxiDrawについて
組み立てる必要がありますか?
- AxiDrawは完成品ですので、自分で組み立てる必要はありません。ただし、抜いてあるケーブルを接続したり、ペンクリップを取り付けたりする必要はあります。これらの作業は、誰にでも簡単に行うことができますし、5分もかからずに終わります。
- 自分で組み立てが必要な「中国製プロッター」の場合、動作しなかった時にそれが部品の初期不良なのか、組み立ての問題なのか、ソフトウェアの問題なのか、データや操作の問題なのか、その原因を突き止めることがより難しくなります。そうした意味で、完成品であるAxiDrawは安心感があります。
サポート対応は良いですか?
- Evil社に問い合わせをしたら、休日などを除いて、通常24~48時間以内には返事をもらえます。海外メーカーとしては、かなりサポート対応は良いと思います。難しい内容だと確認する時間が必要になるので、時間がかかる場合もあります。2~3日くらいは気長に待ちましょう。
- 技術的な質問の場合には、使用環境やエラー画面の文章を記載したり、スクリーンショット画像や写真・動画を撮影して送ったり、実際に試しているIllustrator形式のファイルを添付するなどして、サポート担当者に理解しやすい内容を心がけるのが良いでしょう。
- 英語での対応になりますが、Google翻訳で分かるレベルのことが多いです。英語が得意でない場合には、メールで質問する際には、Google翻訳を利用して英語を作成し、日本語も併記しておくと良いでしょう。
購入について
注文してどれくらいで届きますか?
- 日本のネットショップに在庫があれば、2~3営業日で届きます。
- 日本に在庫がない場合や、公式ショップで注文した場合には、アメリカからの輸入になりますので14~21日ほどかかります。公式ショップにも在庫がない場合には、1ヶ月以上かかる場合もあります。
海外注文の場合、関税はかかりますか?
- 通常、個人レベルであれば関税はかかりませんが、大量注文などすると関税がかかる可能性があります。個人レベルでも関税がかかる可能性がありますが、税関の担当者により判断が異なりますので運次第です。
日本で購入できますか?
- 海外注文するのが面倒な方や、クレジットカードがない方は、日本のネットショップでも販売されています。代引き・銀行振込などにも対応していますので、ロボショップで購入するのが良いでしょう。
- ただし2019年5月現在、一部のオプション品は販売されておらず、対応予定もないそうです。よって、商品一覧にないオプション品は、公式サイトから注文して輸入する必要があります。
他社のプロッターについて
AxiDraw以外の競合商品は?
- かつては、日本国内にもペンプロッターがたくさん販売されていましたが、現在はほぼ販売されていません。国内のペンプロッターを入手したいなら、ヤフオクで中古品を探すのが良いでしょう。傷・汚れがあっても、動作は問題ないものが多いようです。ただし、消耗品を揃えたり、故障パーツがなかったりと問題が生じる場合があります。
- 現在では、海外でクラウドファンディングを利用してペンプロッターの開発・販売がされていたり、中国メーカーから2万円くらいでネット通販で販売されていたりします。
- Xplotter (米国メーカー? 価格は629ドル。組み立てが必要)
- EleksDraw (中国メーカー。価格は2万円くらい。組み立てが必要。)
- Line-us (英国メーカー。価格は98ドル。完成品。60×90mmの範囲しか出力できない。)
中国製プロッターの欠点は?
- 中国メーカーのプロッターは安価なだけあって、「自分で組み立て」をする必要があります。ハンダ付けや電子工作の知識などは必要ありません。ドライバーなどで組み立て可能です。高校生以上のユーザーであれば、おそらく問題はないと思いますが、2~3時間ほどの時間がかかります。
- EleksDrawの場合、マニュアルがなく「動画」を見ながら組み立てることになりますが、部分的にとても分かりづらいです。動画が古いのか、製品バージョンによりパーツが全く違ったりするので、動画どおりには組み立てられない部分があり、パズルのような難解さで試行錯誤を要求されます。上にも書きましたが、もし動作がうまくいかなかった時に「何が原因なのか」を特定する際に、この組み立ての難解さにより原因特定が困難になります。
- 中国メーカーのプロッターは、レビューを見る限りでは「おおむね高評価」を得ており、普通に動作するようです。しかし、「英語マニュアル」を読んで試行錯誤し、自己解決しないと使用できないのはAxiDrawと同じです。AxiDrawのように、ユーザーガイドが日本語化されていませんので、自分で翻訳する努力が必要になります。
- パーツが初期不良だった場合や、組み立てできない場合、使い方が分からない場合には、英語でサポートに連絡する必要があります。しかし、安価な価格だけあって、サポート対応が丁寧でない場合もあるようです。最終的に自己解決できなければ、ゴミになる可能性があります。日本人ユーザーが少ないため、AxiDraw以上にネット情報が少ないのもデメリットです。
- 色々とデメリットばかり書き連ねましたが、2万円以下という低価格を考えれば、試してみるだけの価値はあるように思います。駄目ならヤフオクで8掛けくらいで売却すれば、大きな損にはならないと思います。駄目だったときには、AxiDrawを購入しましょう。これを書いている私も「EleksDraw」からの移行組ですが、AxiDrawの方が圧倒的に分かりやすいです。自分はA3モデルなので、オプション品を含めて10万円ほどかかりましたが、まったく後悔はありません。
関連項目
AxiDraw 日本語トップページ | |
---|---|
導入ガイド | ユーザーガイド V3 ユーザーガイドのダウンロード (英語) - ソフトウェアのインストール (英語) |
ヒント | Hatch Fill (塗りつぶし機能) - ペンの選択 (英語) - マルチカラー出力 (英語) - 画像をトレースする (英語) - 点描ソフトウェア (英語) - レイヤー管理 (英語) - 手書きのキャプチャー (英語) - RoboPaintでAxiDrawを使う - AxiDraw基本例セット |
Q&A | よくある質問 - トラブルシューティング |
外部リンク | 公式サイト - 公式ショップ - ロボショップ - RakuNewショップ - docket store - ゆきの散歩道 - マルチカラー出力 - Youtube動画 |
その他 | テンプレートを編集 |